キャンプ好きな木工職人の発想から、すべてが始まった

FU-RINKAZANの開発者は、家具などを制作する木工職人です。
一人でコツコツと手作り家具を作っていたのですが、2019年の年の瀬から2020年新年に掛けて世界中が未知のウィルスニュースで持ちきりに。

そのせいで、かねてより決まっていた仕事も次々とキャンセルになり、出口が全く見えない状況になってしまいました。

「なにかもっと、ワクワクするような、消費者に喜んでいただけるような商品を生み出せないものか」

と、もともとキャンプ好きだったこともあり、従来の家具の範疇にとどまらない、キャンプに使える商品作りを考えるようになりました。

日本の伝統・組子細工をコースターに

新商品のアイデアに四苦八苦している時、ふと工房の中を見ると、そこには行き場を失った木材や木工細工が山積みに。

そこで、たまたま工房に遊びに来ていたキャンプ仲間と、それらの組子細工で何気なくコースターを制作しました。
日本の伝統である組子細工をコースターにすることで、キャンプサイトで「映える」コースターができるんじゃないか?
おしゃれなキャンプサイトを演出するギアとして、キャンパーさんに喜ばれるんじゃないか?

そんなアイデアが次々と浮かび、試作品をどんどん作ることに。

しかしすでに、キャンプで使うためのコースターはたくさん販売されていました。
それらを調査してみると、レーザーカッターでデザインされた多種多様のコースターが多く、手作りのものはほとんどありませんでした。

手作りの温もりを伝えたい

ヘキサコースター制作イメージ

手作りで、制作にとても手間がかかる組子細工は、今の時代には合ってないんじゃないか・・・

そんな不安をいだきましたが、

「手作りでしか出来ない素晴らしさがある。」
「一本一本の木材に至るまで全てにこだわり抜いたコースターを製作しよう。」

と一念発起。

それまで杉や檜が主流だった組子のコースターに、新しく世界中の銘木を取り入れ、ただ枠を付けただけでなく、ガラスにもこだわりあえて強化ガラスやアクリルと和紙を掛け合わせたワーロンプレートを使用。
最後にコースターに命を吹き込む真鍮で製作したネームプレートを付ける事で、究極のコースターが誕生しました。

キャンプサイトの癒やしに使ってもらいたい

FU-RIN KAZANのヘキサコースターは、主にキャンプサイトで使用いただくことを想定しています。
おしゃれなキャンプギアのなかでも、一層存在感を引き立たせるヘキサコースター。
ただのコースターではなく、伝統工芸品のような佇まいはキャンプサイトに一層の彩りを添えてくれます。

コースターにお気に入りのお酒を置いて、焚き火を眺めながら癒やしの時間を過ごす。
朝霧のなか、お湯を沸かしコーヒーを入れる。ファイアキングのマグに、意外にもコースターが良く合う。
コースターに光を当て、組子細工の幻想的な雰囲気を愉しむ。

楽しみ方はそれぞれ。
ヘキサコースターで、ぜひあなたのキャンプシーンをアップグレードしてください。

FU-RIN KAZAN代表のキャンプ風景。キャンプの相棒は愛車のハーレーダビッドソン。もちろん自身手作りのギアも愛用しています。